依頼者に寄り添いゴールを目指す
はじめて離婚事件の当事者となったときは、迷い戸惑うばかりで、なかなか自分の意見を強く主張するのは難しいものです。男女問わずそんな悩み多き方の代理人を引き受ける機会が多いのですが、「代理人である自分が主張しなければ、ほかに誰がするのか?」そう考えると力が湧いてきて、強固な相手に対しても、ひるむことなく主張することができます。
当初は受け身がちだった方が、相手方と対峙する過程を経て、たくましく、新しい人生を切り開いていく。その姿を見るたび、いつも感動を覚えるのと同時に、人生の重要事に関わる重責と充実を感じます。私は、弁護士と依頼者とは二人三脚だと思っています。歩調を合わせ、協力してゴールを目指す。これからも依頼者に寄り添い、共に成長していけたらと思います。
仕事の上で大切にしているのは、誠実であること。できる限り力を尽くし、手を抜かないことを信条としています。そのために「もっとできることはないか?」と自問自答するのはもちろんですが、人間ひとりのアナログな力には限界があります。弁護士事務所は他業界に比べてIT化がなかなか進みづらいのですが、マイタウンはITシステムによる情報共有やチェック機能が充実しているので、弁護士にとって力強い味方となっています。
忙しい毎日ですが、空いた時間は、できるだけ二人の子供とともに過ごすようにしています。趣味はパン作り。酵母を作るところから始めます。毎日食べるものに手間をかけることが、自分の心と体を支えているような気がします。