弁護士事務所へ離婚相談に行くと、シマシマの表(いわゆる算定表)を見せられて、「婚姻費用(略してコンピ)は月○○円くらいで、養育費だったら月××円くらいですね」というような話をされることがあると思います。
「同じようなシマシマの表で金額を出しているし、毎月妻に支払うお金だと言っているし、婚姻費用と養育費はいったい何が違うんだ?」そんな疑問が浮かびます。
ざっくり言えば、婚姻費用は婚姻中に妻に支払う妻(子)の生活費で、養育費は離婚後に支払う子の生活費です。
つまり、①離婚前の費用なのか、離婚後の費用なのか②妻と子の生活費なのか、子だけの生活費なのかという点が違います。養育費には妻の生活費は入りませんので、一般的に、婚姻費用よりも養育費の方が安くなることが多いです。
ですので、あなたが婚姻費用や養育費を支払う側になる場合は、早く離婚をした方が経済的な負担は軽くなると言えるでしょう。
弁護士紹介
弁護士 溝口 歩実
マイタウン法律事務所所属弁護士。男性・女性の離婚事件を数多く扱う。